Hanatsuka Thermal Engineering Co., Ltd.

　花塚熱学工業は創立から46年間、福島県東北端のまち相馬市をホームベースに、日本各地の建築案件に携わってきましたが、2011年に発生した東日本大震災後の数年間は原発事故による地域復旧に追われ、続く2019年には台風19号による河川氾濫から弊社屋が水没し建替えを迫られる経験をしました。

　現代型社会活動による環境への影響は、予想もしない自然の猛威を招き、その代償として建築物ばかりかコミュニティや地域文化の破壊にも広がりつつあります。こういった現状を前に、建築家の本分である「尊い命と財産を守る」ために何ができるかを自問自答する毎日です。

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　それでも今後、世界各地で発生するであろう災害は待ったなしで、安心と持続可能なくらしを守るため、災害リスクの最小化計画や迅速な再建計画等に取り組んでいくことが、経験者である我々の使命と信念を持ち、これからも建築とそこに携わる人々に真摯に向き合っていきたいと考えております。